内容説明
「靖国」「改憲」そして「愛国」「伝統」「反中」「嫌韓」―勇ましく、威勢のよい声ばかりがかまびすしい右傾化するニッポン。そして、それに対する声があまりにも小さくないか。沈黙は論壇の衰退につながる。右でもない、左でもない、リベラルな立場から、もう一度、冷静で本質的な議論を広げよう。
目次
第1章 保守リベラルから(政治家は「勇ましい姿」より「ちょっと待てよ」の気概を;「真の保守主義」再生しかない ほか)
第2章 憲法改正(「“護憲的改憲”を目指せ」「今の日本には護憲が得策」;日本の立憲主義よ、どこへ行く? ほか)
第3章 靖国と外交(戦後60年の日本・アジア・世界;靖国参拝が壊したアジアとの和解 ほか)
リベラル「理論武装」のためのブックガイド(リベラリズムの源流を訪ねて―知的緊張を追体験せよ;国際政治における介入と対抗のリベラリズム―リベラルな日本外交のために)