朝日選書
パッチギ!対談篇―喧嘩、映画、家族、そして韓国

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022598745
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0374

内容説明

在日朝鮮人として京都に生まれ、70年代の朝鮮高校で喧嘩と映画に明け暮れた映画プロデューサーの李鳳宇。60年代末の東京教育大学附属駒場高校で高校闘争に参加し、サブカルチャーに熱中した批評家の四方田犬彦。国籍も生き方も違う二人が、1998年、青春時代を、映画を、家族を、韓国を、赤裸々に語りあった。そして2005年。二人は再び、思いをぶつけあう。二人が青春時代に見たものとは?日本で韓国映画をいち早く紹介してきた二人が「韓流ブーム」の先に見るものとは?「パッチギ!」とは喧嘩用語「頭突き」をあらわす朝鮮語で、語源は「乗り越える」「突き破る」という意味。朝鮮高校生の青春を描いた映画『パッチギ!』は、本書収録の98年の対談から生まれた。

目次

2005(韓流から朝流へ)
1998(朝高vs.教駒;家族;映画;喧嘩;国家;留学;墓と名前)

著者等紹介

李鳳宇[リボンウ]
1960年、京都市生まれ。89年配給会社シネカノン設立、映画プロデューサーとして活躍。93年初プロデュース作品『月はどっちに出ている』で50以上の映画賞受賞。他に『のど自慢』『パッチギ!』などを製作。配給作品は、韓国映画『風の丘を越えて西便制』『シュリ』『JSA』『スキャンダル』はじめ、欧米作品を含む130本以上。劇場経営も手がける

西方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、西宮市生まれ。70年代のソウル潜在体験をきっかけに、映画と文学、都市論といった分野で批評活動を続ける。明治学院大学教授。サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞など受賞多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

尾原道場

1
最後の年表は、複雑な半島情勢と日本の関係解りやすくて良かったです。年表を見ると韓国ってついこの間まで軍事政権だったと改めて解りました。2013/11/01

Yukiko

1
1990年代には、在日のテーマがこのように「普通」に語られるようになり、韓国との等身大の交流が日常になって、さらに良い時代がくると思っていたのだなと複雑な気持ちになった。いったい今の在特会的なものの跋扈はなんだろうか。 この本の対談の背景になっている1990年代、2000年代の初めの頃は、私は山の中でユングを読んで過ごしていて、ぜんぜん時代についていってなかった。だから、あぁこんな風に韓流ってあったのかと感心しながら読んだ。 一方で、四方田と李の子ども時代の空気は分かる。懐かしい。 1960年代、72013/02/19

ぱーぷる・ばんぶー

0
映画「パッチギ」の元になった二人の対談と二人の学生時代や映画、韓流ブームなどについて話される対談集。2023/01/12

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