出版社内容情報
アトピー性皮膚炎は難病ではない.氾濫・混乱する医療情報や医療現場の背景も解説しつつ,日本皮膚科学会が定めた治療ガイドラインに即して,アトピー性皮膚炎の本当の治し方,医師とのつきあい方を具体的に示す.
内容説明
まずアトピー性皮膚炎を正しく理解する。アトピー性皮膚炎の医療の混乱は日本特有の現象。アトピービジネスにご用心。アトピービジネスの被害の実態。医師の選び方のポイント。病気と上手につきあうためのポイント。
目次
1 アトピー性皮膚炎を正しく理解する―やさしく考えよう
2 アトピー性皮膚炎医療はなぜ混乱したのか
3 アトピービジネスの実態
4 治療ガイドラインと不適切治療調査
5 患者相談の事例から
6 アトピービジネス裁判
7 上手な主治医の見つけ方とアトピー性皮膚炎とのつきあい方
著者等紹介
竹原和彦[タケハラカズヒコ]
金沢大学医学部皮膚科教授。1954年兵庫県生まれ。79年、東京大学医学部卒業。同皮膚科助手、米国サウスカロライナ医科大学リウマチ病教室研究員を経て、87年から東京大学医学部皮膚科講師を経て現職。日本皮膚科学会、日本臨床免疫学会等の学会活動の他に、日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎・不適切治療健康被害実態調査委員会」の委員長を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬丸#9
0
★★★★☆ここ数年軽度のアトピーに悩まされる日々を送っている。適当にステロイドを処方してもらってしのいでいたが、一度きちんと向き合おうかと思って買ってみた次第。 で、当然このタイトルなんだから、家庭医学的ないようだと思って買ったんだけど、読んでみるとほぼアトピービジネス糾弾と言っていい内容だった。ま、これはこれで面白かったけどね。 ニュースステーションでの久米宏の発言を名指しで告発した辺りは痛快だった。 とりあえず、変な方向に走らず、現状のまま皮膚科に通い続けようという気にはなりました。2006/04/05