岩波現代文庫
法廷にたつ言語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006030681
  • NDC分類 804
  • Cコード C0180

出版社内容情報

具体的なエピソードから,ことばをめぐるさまざまなテーマを考える.その根底には,言語を階層化し,ことばの過去の状況を理想化して,変化を嫌悪する言語保守主義との対決姿勢がある.たたかう言語学者のエッセイ集.

内容説明

具体的なエピソードから、国家語と地域語、国語と方言、漢字問題、少数言語といったテーマを考える。言語を階層化し、過去の言語を理想化したり、ことばの変化を嫌悪する立場と対決し、ことばの自由をもとめて、切実にときにはユーモラスに議論は進んでいく。ことばと社会を考えつづけてきた、たたかう言語学者のエッセイ集。

目次

ことばのひびき(こどもことばのかがやき;色彩豊かなアイヌ語ジビキ;日本人が文字を持ったわけ ほか)
たたかうことば(法廷にたつ言語;オトこそ資本、意味は利息;チォエさんの要求に思う―民族呼称と差別 ほか)
小さなことばへの旅(小さな民の声の歴史;バスクの夕べ;石浜文庫の『ビロビジャンの星』 ほか)

著者等紹介

田中克彦[タナカカツヒコ]
1934年兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科、一橋大学大学院、ボン大学哲学科で、言語学、民族学、文献学を学ぶ。一橋大学名誉教授、中京大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rinrin

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【BOOK(2015)-028】!!!!!2015/02/28

ebi_m

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固いタイトルのわりにはじめは子供の「ジンブクコだァ!」という発見が取り上げられてたりしてとっつきやすいエッセイ。国家や政治と言語との関わりについて読んでいると、自分達の何気ない言語生活についても捉えなおす必要があると感じる。2009/04/24

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