内容説明
どうすれば「正直でダイナミックな経営トップ」を確保できるか。アメリカ型の統治制度は日本に馴染むのか。「理想像」に沿った企業のありようとは?過去十数年の間に株価至上主義へと急激にシフトしつつある日本企業の現況を鮮やかに描き出し、問題提起する。長年、日本をつぶさに見続けてきた著者による、鬼気迫る警世の書。
目次
第1章 コーポレート・ガバナンス―「治」の時、「乱」の時
第2章 グローバル・スタンダードと企業統治の社会的インフラ
第3章 どこに改革の必要があったのか
第4章 組織の変革
第5章 株主パワー
第6章 株主天下の老後問題
第7章 ステークホルダー・パワー
第8章 考え直す機運
第9章 ステークホルダー企業の可能性
著者等紹介
ドーア,ロナルド[ドーア,ロナルド][Dore,Ronald]
1925年英国ボーンマス生まれ。戦時中に日本語を習って、1950年に初めて日本に留学した時以来、ロンドン、ブリティッシュ・コロンビア、サセックス大学開発問題研究所、ハーバード、MITの諸大学で教鞭を取りながら、主として日本の社会経済構造の研究および日本の経済発展史から見た途上国の開発問題の研究に専念してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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