出版社内容情報
「神の国」発言,新しい歴史教科書の登場といった状況の背後には何があるのか.そこには国民学校世代が中心になっているという共通点が浮かび上がる.国民学校で「刷り込まれた」教育が一連の状況に反映していることを検証する.
内容説明
「国旗国歌法」の制定、「日本は天皇を中心とした神の国」発言、「新しい歴史教科書」の登場といった一連の国粋主義的な動向の背後には何があるのか。そこには国民学校で教育を受けた世代が中心になっているという共通点が浮かび上がってくる。国民学校で「刷り込まれた」教育が現在の時代錯誤的な状況に反映していることを検証する。
目次
はじめに―今なぜ戦時中の教科書か
第1章 国民学校の時代
第2章 教科書に日の丸があがるとき
第3章 生命を捧げる光栄
第4章 日本が「神の国」であった理由
第5章 君が代と「天壌無窮の皇運」
第6章 母こそは命の泉
第7章 広がるアジア、消えた西欧
第8章 大日本青少年団と隣組
おわりに―アジアへの視点
著者等紹介
入江曜子[イリエヨウコ]
1935年東京に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。現在、作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。