出版社内容情報
一九八九年五月,ゴルバチョフ書記長が北京に飛び〓小平主席と会談し,歴史的な中ソ和解が成立した.本書は中華人民共和国成立以来,同盟から対決,そして正常化へと進んできた中ソ関係を振り返り,両国の和解が国際関係に与える影響を展望する.また,両国が当面している改革の現状を比較考察し,社会主義再生の可能性を探る.
内容説明
1989年5月、ゴルバチョフ書記長が北京に飛び〓小平主席と会談し、歴史的な中ソ和解が実現する。本書は中華人民共和国成立以来、同盟から対決、そして正常化へと進んできた中ソ関係を振り返り、両者の和解が国際関係に与える影響を展望する。また、両国が当面している改革の現状を比較考察し、社会主義再生の可能性を探る。
目次
近代の2つの国(帝国時代のロシアと中国;ロシア革命とその後)
友好と同盟の時代(中ソ友好同盟条約の締結;中国に生まれる不満;「ソ連に学べ」とソ連の援助;スターリンからフルシチョフ)
対立と対決の20年(対立のきっかけ;イデオロギー対立とその意味;対決する2つの国―国境と主権をめぐって;歴史のなかの中ソ対立)
和解への道のり―パートナー(対決から新しい関係へ;変わるソ連のアジア政策―ウラジオストク演説;「3大障害」へのとりくみ;首脳会談に向けて;新しい中ソ関係とそのインパクト)
改革とペレストロイカ―社会主義はよみがえるか(社会主義国の改革の3つの波;中国の改革―豊かさへのテイクオフ;ソ連のペレストロイカ;改革とペレストロイカ)