岩波新書<br> 古語雑談

岩波新書
古語雑談

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004203506
  • NDC分類 814.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

古歌にいわく「見もわかぬ書籍をつづり読まんより物知る人の雑談を聴け」――一つ聴いては惹きこまれ,二つ聴けば座を立てなくなる雑談の形式により,古語の表記と読み・意味をめぐって,先学の達成を紹介しつつ,著者最新の知見を自在に語った百二十余話.和語に漢語に難解語,歌俳句あり絵本あり,万葉語から近代語まで.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

9
チェンバレンの『英訳 古事記』の紹介が印象に残っています。2013/12/12

中村禎史

1
古事記、万葉集から西鶴の時代までの古語の原義、派生など専門知識の解説。「はなし」=雑談;「たのし」=裕福、「かなし」=貧乏;万葉の時代まで色の言葉は赤、青、黒、白のみ(紫、茜などは植物を指す);「にほふ」=赤い色が表面に滲出する意の動詞;正式の和歌には漢語は使わない;九九は昔9✕9から始まり1✕1で終わった;「弁当」=不便の反対語;「ずく」=根性、才能;「ずくなし」=怠け者;「灼熱」=「著しい」の原型;万葉がな(漢字)で書かれた万葉集には様々な読み方のできるものが沢山;「左右」と書いて「まで=迄」と読む2021/08/21

ウラタキ

1
へえ、と感心して誰かに教えたくなるような古語のはなし。色彩語が「赤」「青」「黒」「白」の四つしかなかったこととか。黄色の概念がなく、黄色を「あお」と呼ぶ方言があるとか、草薙が「臭蛇」だったとか、面白い発見があった。2017/07/03

Kumo

1
古語について様々に題材を取った随筆集。次々に話題が移ろいゆく様は、物知りの年長者の話を聞くようであった。直接会って話すような話題展開でありながら、ふとしたときに以前の話題との接点が示唆されるとき、語彙史の謎が解かれたような爽快さを感じた。また読みたくなる好著。2013/11/06

0
Y-202006/09/22

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