出版社内容情報
バケツ一杯のゴミを港に捨てた個人が罰せられ,一日二○万トンもの廃酸をたれ流す企業は罪に問われない.海上保安庁に身をおいていた著者が,四日市の二大企業の廃酸排出事件にほとんど独力で取り組んだ経緯を,第一線の現場から語る.その生々しい事実と体験は,恐るべき公害の実態とずさんな公害行政を伝えて余すところがない.
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- 和書
- 日本人の病歴 中公新書
バケツ一杯のゴミを港に捨てた個人が罰せられ,一日二○万トンもの廃酸をたれ流す企業は罪に問われない.海上保安庁に身をおいていた著者が,四日市の二大企業の廃酸排出事件にほとんど独力で取り組んだ経緯を,第一線の現場から語る.その生々しい事実と体験は,恐るべき公害の実態とずさんな公害行政を伝えて余すところがない.