出版社内容情報
詩の一篇一篇を吟味し,情景や雰囲気を精確に伝える写真を撮りたい-20数年間のこだわりと情熱の取材が結実した珠玉の写真詩集.上巻は月夜の大雁塔,冬の終南山,沈香亭の牡丹,黄河独舟,渭水河畔,西域城址落日など50景.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
爺
28
王維や杜甫などの漢詩百首(下巻含む)を収めた詩集。学校の国語では五言・七言、絶句・律詩とかを習ったけどほかの形式の詩もあるのが新しい発見。和歌とは雰囲気が違ってそれもまた良き、そもそも漢詩と和歌は別のものだから比べるだけナンセンスかもしれないけど。2022/05/30
柏もち
7
この中では杜甫(と李白)の詩に気に入る物が多かった。「曲江」、(「清平調詩 三」、)「月夜」、「春望」。魏徴の「述懐」と無明氏の「薤露」と「勅勒歌」も好き。写真がきれい。ただし解説は後ろに纏めてあるので、一つずつ見ていくとすると読みにくい。因みに解説は、日本語訳以外は写真を撮る際の苦労話が大半。2016/05/01
かんじょん
1
薤露の歌なら好みにも合っているし覚えやすくて良かった 自分の漢文の楽しみ方は他にあるように感じたが、これはこれで面白かった。2014/05/24
うな坊
0
きれい。行ってみたい。2012/04/21
トミーチェ
0
カラー写真豊富。漢詩に描かれた情景に近しいモノを中国各地で撮影して記録し、また、その詩の解説も丁寧で初心者入門書に最適。2020/05/06