出版社内容情報
草原にペレストロイカの風が吹く.史上第二の社会主義国モンゴルに,蒼き狼の末裔たちが展開する奪われた伝統と言語を回復し,自然と環境を守ろうとする困難な闘いを共感をこめて描き,自由と民族の自立の意義を問う.
内容説明
史上二番目の社会主義国モンゴル。チンギス・ハーンの草原にペレストロイカの風が吹く。奪われた伝統と言語を回復し、自然と環境を守ろうとする、蒼き狼の末裔たちの困難な闘いを共感をこめて描き、民族の独立とは、政治をこえて、文明とエコロジーの普遍性を帯びた問題であることを訴える。
目次
あるモンゴル人学者と私のこと
1 モンゴルの熱い冬
2 忘れてはならない、ノモンハン・ハルハ河戦争
3 草原のペレストロイカ点描