内容説明
夏子、寛子、紳―三人の妻たちの歳月を、新資料もまじえながらつぶさに辿り、寺田寅彦の生涯をあざやかに照射する。
目次
第1部 亀子の章(二つ雁金の紋―初めに;遺家養子―寿庵屋敷の娘 ほか)
第2部 夏子の章(熊本と高知―二十歳と十五歳;夕顔と蛾―若妻の面影 ほか)
第3部 寛子の章(愛妻主義―炬燵で唱歌;妻子への通信―ヨーロッパ便り ほか)
第4部 志んの章(上)(見合いと結婚―医師の未亡人;花蘇枋―曙町に住まいけり ほか)
第5部 志んの章(下)(夕暮の旅人―博士トリオ;娘の恋愛―浅間高原の夏 ほか)
著者等紹介
山田一郎[ヤマダイチロウ]
1919年高知県生まれ。元共同通信社常務理事。前財団法人土佐山内家宝物資料館館長。高知新聞社客員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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