出版社内容情報
「文学」とは古い漢語では学問を意味したという.京都という独特の精神の磁場で逞しい野性と知的好奇心に促される知と学の営み.ここに息づく花々を編んだ花束(アンソロジー)が本書である.ひたすら押す知/学の醍醐味が1冊に漲る!
内容説明
「文学」とは古い漢語では学問を意味したという。京都という独特の精神の磁場で、逞しい野性と知的好奇心に促される知と学の営み。ここに息づく花々を編んだ花束(アンソロジー)が本書である。世界を視野に神宿る細部を穿ち、ひたすら押す知/学の醍醐味がこの一冊に漲る。
目次
1 ことばとことばを超えるもの(問うことの力―知のありかをめぐる断章;わからないということがわかるために ほか)
2 ディテイルの重さ(一流の学者、二流の学者;資料収集の醍醐味 ほか)
3 過去は未来のために(「孔、顔の楽処」―学問の世界になにを求めるのか;重源の事跡に学ぶ ほか)
4 越境する人文学(木幡乙女と「盾形」周濠;エヴァンゲリオンの子どもたち ほか)
5 グローバリズムの波と人文学(文化の探究―時空を越えたまなざし;生命科学と人文・社会科学の接点 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
18
夫馬進先生によると、 中国では、都市で井戸を掘るとか、 橋梁を架けるとか、捨て子養育 するとかの公益慈善事業は、 上海など江南諸都市においては善会 という結社が多かった(66頁)。 善堂という。 先生は杭州の浙江図書館で、 貴重書の多さで資料調査。 ライブラリアンとも 無駄話したという(69頁)。 佐々木丞平先生は、 京都という土地柄は、 息の長い仕事が出来るところ という(98頁)。 それは、わたくしの場合も 辛うじてつなぎとめられている 場でもある。 2014/06/22
いちろう
2
ひさしぶりに イヤイヤよんだ!失敗…2012/02/23
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- 和書
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