出版社内容情報
近代の個人主義は私たちに自由をもたらしたのか.自然と交わり,四季の時を感じながら,それぞれの場で人々とともに自由を創造することが今求められている.山里の自然から現代の自由を模索する,みずみずしい思索の書.
目次
現代の自由について考えるために
近代的自由を検証しなおすために
新しい自由観を創造するために
まとめに代えて―自由をめぐる現代の混沌に分け入りながら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますたけ
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私たちは自由になりたいと思っている。でも、自由にはなれないとも感じている。それは、私たちの精神が自由でないからだ。20年前の本だか、現在の閉塞感を言い当てている。2017/09/28
ゆき
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「自由」ではなく「自在」であることの大切さ。「場所」をもつ思考の(深さ)と普遍的な思考の(浅さ)について。時間をつくりだすこととは!「とき」を待つこと。めちゃ面白い!内田ファンになりそうです。2014/12/04
たかまる
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内山節さん面白い!他の著作ももっと読みたい。労働の分析から近代の自由を批判する取り組み。自由とは何か、についてのヒントをたくさん与えてくれた。2013/07/11