岩波講座 宗教〈第8巻〉暴力

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000112383
  • NDC分類 160.8
  • Cコード C0314

出版社内容情報

宗教の歴史は人類の歴史そのものである.宗教的叡知の蓄積は,人間の文化の根源であり可能性の源泉でもあろう.現代社会が直面する生の無意味化やアイデンティティの危機に,宗教は何ができるのか.宗教学をはじめ,人類学や歴史学など隣接領域の最新知見を動員し,今日における宗教の可能性と問題性をあらゆる角度から検証する.

内容説明

神の名のもとに行われるテロ、そして「悪魔の所業」への報復。宗教は、人類の暴力/権力と深く結びつき圧政の源泉となる一方で、力の解体にかかわり平和と非暴力をもたらすものでもある。この両義性はどこに由来し、歴史的にどのように展開してきたのかを検討するとともに、現代の抱えるさまざまな問題の解決の途を探る。

目次

「暴力―破壊と秩序」序論
1 暴力と秩序の由来(ケガレと差別;神々と王権―「主」から「王」へ;受難の逆説―第二イザヤとソクラテスを比較して)
2 宗教と権力のダイナミズム(イスラーム的宗教政治の構造;言葉と暴力;近代宗教制度の暴力―国家神道体制の遺産)
3 戦争と平和(ヨハネ・パウロ二世の場所―現代世界の宗教と政治;宗教者の戦争責任―市川白弦その人の検証を通して;平和のメッセージ)
読書案内 暴力のかたわらで

著者等紹介

末木文美士[スエキフミヒコ]
1949年生まれ。専攻、仏教学、日本宗教史。東京大学大学院人文社会系研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mittsko

0
このシリーズはやっぱりよい!2009/10/20

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