出版社内容情報
今日,情報化・国際化・高齢化といった社会の基本構造の変化のなかで,日本社会は過去には予想だにしえなかった問題を抱え,法的にも,これまでの枠組では十分に検討されえない多くの現象を発生させています.このような現実に対して何をなしうるのか,わが国の法学の現状を徹底的に見直しつつ,考察します.
目次
1 転換期の法思想と法学(転換期の法思想と法学)
2 現代法学の思想(現代法学の展開と法律学の変容;20世紀法理論のパラダイム転換;正義への企てとしての法)
3 現代日本法の比較的位置(日本社会の法化―主としてドイツとの対比で;権利の主張とその実現―アメリカ法との対比で;アジアのなかの日本法)
4 法的思考と法学教育(法的思考の構造と特質―自己理解の現況と課題;経済学の洞察と法学―「法と経済学」を論ず;現代日本の法学教育―法学部における教育を中心に)
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- 和書
- 第三帝国の社会史