出版社内容情報
ヴィクトリア朝のイギリス建築において最高潮にたっし,小説,映画,パンク,テレビゲームなど,あらゆる分野にいまなお繰り返し蘇るゴシックの魅力と意義を世界的規模でとらえるはじめての試み.
目次
様式の誕生―中世ゴシック
権力のレトリック―ゴシックの遺産(1600‐1700年)
邸宅と庭園―18世紀前半
ピクチャレスクから崇高へ―18世紀後半
怪物と乙女―ゴシック小説
ロマン派の想像力―ゴシックの登場
邸宅と城館―住宅ゴシック(1775‐1850年)
監獄から議会へ―世俗の施設(1800‐1840年)
正しい原理の再発見―教会建築ゴシック(1810‐1850年)
伝統を継ぐもの―イギリスを越えたゴシック
石に刻まれた説教―盛期ヴィクトリア朝ゴシック文選
新しい時代―ヨーロッパとアメリカ(1850‐1900年)
大聖堂と商業―後期ゴシックリヴァイヴァル