出版社内容情報
美術に登場する建物は,古くは経典などに理想の天国や極楽の宮殿として,また絵地図や名所絵などに景観として描かれた.古代からルネサンスにかけて写実志向から遠近法が,また東洋では気韻や心象表現が尊ばれた.
目次
『バベルの塔』父ブリューゲル
『天上のエルサレム』(イタリア)
『ペトロに天国の鍵を渡すキリスト』ペルジーノ
『長者のやしき』(日本)
『阿弥陀経曼荼羅図』(日本)
『井戸の傍のレベッカと下僕』(トルコ)
『舟行図』(ギリシア)
『イスタンブールの絵地図』(トルコ)
『春日宮曼荼羅図』観舜法橋
『都のにぎわい』張択瑞〔ほか〕