出版社内容情報
戦前戦後を通じ,日本写真界の代表的存在だった土門拳(1909-90)は,戦後には「リアリズム写真」を提唱し,アマチュア写真家に大きな影響を与えた.肖像写真,社会的ドキュメンタリーから仏像写真までを紹介.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ARIA
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木村伊兵衛とリアリズム運動を主導した昭和の化物写真家。今となっては自由な写真の表現をリアリズムで押さえつけたなどと批判されることもあるが、彼の写真に傾ける情熱そしてそれが如実に現れたただただすさまじいといわざるを得ない写真を前にして当時の人々が惹かれ、彼の思想に共鳴したは納得できる。右半身不随になっても撮影しつづけるその執念。感服。2014/02/09
v&b
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矢張り仏像のが力強い気がする2017/05/12
deerglove
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“荒ぶる”写真、「ぶきみ」な写真。様々に形容される土門拳ですが、特に初期のポートレートは極めてシャープで、とても生き生きしています。《若い看護婦》の瑞々しさ、《神田っ子》のおしゃまさなどなど、全く古さを感じませんね。2016/05/02
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