出版社内容情報
手品のタネは,成功しているときにはわからなくても,ちょっとした失敗で全部ばれてしまうもの.言い間違いという言葉のほころびも,言葉をしゃべるとき私たちのアタマのなかで何が起こっているのかを教えてくれるのです.
内容説明
赤面ものの言い間違いも、あの「みそら」発言も、日本語と私たちの心の中を映し出す鏡。
目次
1 昭和五十九年、大晦日の「事件」―プロローグ
2 「本物」の言い間違いをみつける
3 コワレてわかる言葉の部品
4 間違いを言わせた犯人
5 「エジプトにのぼる」?
6 「あやむや」になった指定席
7 「ジャカン・カップ」の獲得者
8 忍び寄る「人さわがせなうらない」
9 言い間違いはどうして起こる?
10 言い間違うのも人、許すのも人―エピローグ
著者等紹介
寺尾康[テラオヤスシ]
1959年8月静岡市生まれ。1987年筑波大学大学院文芸・言語研究科応用言語学専攻単位取得退学。常葉学園短期大学助教授、目白大学助教授を経て2000年より静岡県立大学国際関係学部助教授
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