日本の社会史 〈第5巻〉 裁判と規範

日本の社会史 〈第5巻〉 裁判と規範

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000040259
  • NDC分類 210.08

出版社内容情報

近代以前の日本社会を対象として,周辺世界との関連において地域史をとらえ,また社会を担ってきた多様な人々を総体としてとらえる.その内面の世界にも着目する等,日本史研究の新局面を開拓し,日本史像を再構築する.

内容説明

古代・中世では、聖なるもの・秩序の侵害が生みだす穢れをお祓いで除去したが、近世は様相が変る。規範意識のありようを、紛争処理・処罰の実態究明から考える。

目次

問題の所在(山口啓二)
罪と祓(石井進)
神判と検断(瀬田勝哉)
近世の刑罰(塚田孝)
古代における法と規範意識(吉田晶)
撫民・公平と在地社会(入間田宣夫)
強訴・百姓一揆と騒動―民衆的「正当性」と「百姓的世界」意識(佐々木潤之介)
中世の訴訟と裁判―鎌倉後期の雑訴興行と越訴(稲葉伸道)
公儀の裁判と集団の掟(水本邦彦)
内済と公事宿(茎田佳寿子)